「ChatGPTは使ったことあるけど、Claude(クロード)はまだ…」という方も多いと思います。
でも、いま「Claudeのインタラクティブ機能が優秀」と話題になっていて、その正体が アーティファクト(Artifacts) という機能です。
この記事では、Claudeを一度も使ったことがない方に向けて、「そもそもClaudeって何?」というところから、アーティファクトで何ができるのか、どうやって使うのかまでを書いております。
そもそもClaudeとは?
Claude(クロード)は、Anthropic(アンソロピック) という会社が開発しているAIチャットサービスです。ChatGPTと同じように、質問すると答えてくれたり、文章を書いてくれたり、翻訳してくれたりします。
ブラウザやスマホアプリから使えて、無料プランでも十分に試せるのが嬉しいポイント。まずは「AIに話しかけて答えをもらう」——ここまではChatGPTとほとんど同じイメージで大丈夫です。
そんなClaudeが「他とちょっと違うね」と言われている理由のひとつが、次に紹介するアーティファクトです。

アーティファクトとは? ひとことで言うと…
AIに話しかけるだけで、“動くもの”をその場で作ってくれる機能
です。
ふだんのAIチャットは、答えが文字で流れていくだけですよね。アーティファクトはそれと違って、Claudeが「これは独立した成果物として扱ったほうがいいな」と判断すると、チャットの横(画面の右側)に専用のウィンドウが開いて、そこに成果物が表示されます。
しかもそれが、ただの文章ではなく——
- ボタンを押すと反応する ミニツール
- その場で操作できる Webページ
- クリックすると動く 図やグラフ
といった、実際に触って動かせるものなんです。「インタラクティブ(=双方向でやり取りできる)機能」と呼ばれるのは、このためですね。
アーティファクトで作れるもの(初心者でもOK)
「コードが書けないと無理でしょ?」と思うかもしれませんが、プログラミングの知識は一切いりません。 日本語で「こんなの作って」と伝えるだけです。
たとえば、こんなものが作れます。
- ちょっとした計算ツール:「BMIを計算できるツールを作って」
- タスク管理ボード:「未着手・進行中・完了の3列で、付箋を動かせるボードを作って」
- 図解・フローチャート:「新規登録の流れをフローチャートで図にして」
- ミニゲームやクイズ:「都道府県を当てるクイズを作って」
- 報告書や企画書:長めの文書も、右側のウィンドウにきれいに整理して表示してくれる
デザインやブログをやっている方なら、「配色サンプルを見比べられるツール」 や 「見出しのデザインを試せるプレビュー」 のようなものをサッと作って、アイデアを可視化するのにも便利です。
例:「▲Claudeに話しかけて作った、4象限+ガントチャートのタスク管理ツール」
実際の使い方は「話しかけるだけ」
特別なコマンドを覚える必要はありません。使い方はとてもシンプルです。
ステップ1:Claudeにログインする
claude.ai にアクセスして、アカウントを作成・ログインします。無料プランで始められます。
ステップ2:作ってほしいものを日本語で伝える
チャット欄に、ふつうに話しかけるだけです。
入力例 ブラウザで動く、シンプルな「今日のTODOリスト」を作ってください。 タスクを入力して追加でき、完了したらチェックを入れられるようにしてください。
Claudeが「これはアーティファクトにしたほうがいいな」と判断すると、右側にウィンドウが開いて、実際に動くTODOリストが表示されます。
ステップ3:気に入らなければ、その場で直してもらう
完成したものを見ながら、続けて話しかけるだけで修正できます。
- 「色をもっと明るくして」
- 「削除ボタンも付けて」
- 「文字を大きくして」
そのたびに、右側のウィンドウがリアルタイムで更新されていきます。コピペして別のツールに貼り直す、といった手間がありません。
💡 もし右側にウィンドウが出てこないときは アーティファクト機能がオフになっている場合があります。画面のアカウント名 →「設定」からアーティファクト関連の項目を確認してみてください(プランや時期によって表示は変わります)。
さらにすごい「AI搭載アーティファクト」
ここまでは「一度作ったら、それで完成」という成果物でした。
2025年からは、それをさらに進化させた 「AI搭載アーティファクト(AI-powered artifacts)」 という機能が加わっています。
これは、作ったツールの中にClaudeのAI機能そのものを組み込めるというもの。つまり、「使う人の入力に応じて、AIがその場で応答してくれるアプリ」が、コードを書かずに作れてしまいます。
たとえば——
- ユーザーが好きなテーマを入力すると、AIが自動で問題を出してくれるクイズアプリ
- 入力した文章を、AIが「もっとこう書くと良いですよ」と提案してくれるライティング補助ツール
- あるテーマに特化した ミニチャットボット
これまでは「特定のクイズを1つ生成する」だけでしたが、これからは「使う人が自由にテーマを入力して、自分だけのクイズを作れるアプリ」そのものを作れる、というわけですね。
作ったものは「共有・公開」もできる
完成したアーティファクトは、自分だけで使うだけでなく、他の人に共有したり、Web上に公開したりできます。
- アーティファクトの 「公開」ボタン を押すと、共有用のリンクが発行されます
- そのリンクを送れば、相手はブラウザでそのツールを実際に触れます
AI搭載アーティファクトを共有した場合でも、閲覧する人が自分のClaudeアカウントでログインすれば使えるので、作った側がAPIキーなどを配る必要はありません。この手軽さも、他のAIにはない大きな強みです。

まとめ:まずは「話しかけて」試してみよう
Claudeのアーティファクトを、あらためて整理すると——
- AIに話しかけるだけで、“動くもの”をその場で作れる機能
- プログラミングの知識は不要、日本語の指示だけでOK
- チャットの横でリアルタイムにプレビュー・修正できる
- AI機能そのものを組み込んだミニアプリも作れる
- 完成したものは共有・公開もできる
- 無料プランでも試せる
「AIって、質問に答えてくれるだけでしょ?」というイメージが、きっと変わるはずです。
難しく考えず、まずは「簡単なTODOリストを作って」とお願いしてみてください。画面の横に“動くもの”が現れる感覚を、ぜひ一度体験してみてくださいね。

