UXデザインや人間中心設計を学んでいると、関連する資格や講座がいくつか出てきます。
たとえば、HCD-Netの人間中心設計専門家・スペシャリスト、HCD基礎検定、IDEO UのDesign Thinking関連講座、Google UX Design Professional Certificateなどがあります。
どれもUXやデザイン思考に関係していますが、目的や学べる内容は少しずつ違います。
この記事では、ももっぺがUXを学ぶ中で気になった資格制度や学習プログラムを整理します。
なお、この記事はあくまで個人的な学習メモです。受験条件や費用、実施時期などは変わる可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
ももっぺは普段、ECサイトやネットスーパー領域のUI/UXデザインに関わっています。
実務では、画面をきれいに作るだけでなく、ユーザーが迷わず使えるか、情報が伝わりやすいか、事業側の目的と利用者の行動が合っているかを考える場面が多いです。
そのため、UXや人間中心設計を体系的に学べる資格・講座を知っておきたいと思いました。
特に、以下のような観点で整理しておくと、今後の学習計画を立てやすいと感じました。
- UXの基礎知識を学べるか
- 実務経験を整理できるか
- デザイン思考を体系的に学べるか
- 海外系のUX学習にも触れられるか
- 自分のキャリアや実務に活かしやすいか
HCD-Netの認定制度は、人間中心設計の専門家に必要なコンピタンスを明らかにし、その能力を満たしている人を認定する制度です。HCD活動の領域や役割を明確にし、HCD活動の活性化を目指すものとして説明されています。
この資格は、単に知識を問うというより、実務で人間中心設計をどのように実践してきたかを整理する意味合いが強いと感じました。
たとえば、ユーザー調査、課題整理、ペルソナ作成、ユーザビリティ評価、プロトタイプ検証など、実務で行ってきた活動を振り返るきっかけになりそうです。
ももっぺの場合は、すぐに受験するというより、まずは自分の実務経験をHCDの観点で整理するための目標として見ておくのが良さそうだと感じました。
応募要領 https://www.hcdnet.org/certified/apply/apply.html
2024年度参考 https://www.hcdnet.org/certified/apply/hcd-1747.html
HCD基礎検定は、人間中心デザインの理念を理解し、HCD専門家との共通言語・知識・マインドを持つことを目的とした検定です。出題方針として、専門用語の意味、実務上のポイント、背景や必要性などを問う内容が示されています。
UXやHCDを学び始めた人にとっては、まず共通言語を身につけるための入口になりそうです。
実務では、「ユーザー視点」「課題」「検証」「ユーザビリティ」などの言葉をよく使いますが、何となく使っているだけだと、チーム内で認識がずれることがあります。
HCD基礎検定のように、基本用語や考え方を体系的に確認できるものは、UXの土台を固める目的で活用しやすいと思いました。
IDEO UのFoundations in Design Thinkingは、デザイン思考を使って複雑な問題を解決し、イノベーションや意味のある変化を生み出す力を学ぶプログラムとして紹介されています。
UXデザインでは、画面設計だけでなく、課題をどう捉えるか、ユーザーや関係者の声をどう理解するかも重要です。
その意味で、デザイン思考を体系的に学べる講座は、UXの考え方を広げるきっかけになりそうです。
ももっぺは、デザイン思考を「アイデアを出すための方法」だけではなく、課題を見つけて、仮説を立てて、試しながら改善する考え方として捉えています。
実務で新しい施策や改善提案を考えるときにも、役立ちそうだと感じました。
Google UX Design Professional Certificateは、UXデザインに必要なスキルを自分のペースで学べるオンラインプログラムとして紹介されています。学位や経験がなくても始められる内容として案内されています。
この講座は、UXデザインの基礎から、リサーチ、ワイヤーフレーム、プロトタイプ、ユーザビリティテストなど、一連の流れを学ぶ目的で使いやすいと思います。
ももっぺの場合は、すでに実務でUI/UXに関わっていますが、海外系のUXプロセスや用語を整理する意味でも役立ちそうです。
特に、普段の業務で何となく行っているデザインプロセスを、体系的な言葉に置き換えて理解するために活用できそうだと感じました。
| 名称 | 向いていそうな人 | 学べる・整理できること |
|---|---|---|
| HCD-Net 人間中心設計専門家/スペシャリスト | 実務経験を整理したい人 | HCD実践経験、コンピタンス、実務の棚卸し |
| HCD基礎検定 | HCDの基礎を学びたい人 | HCDの理念、用語、手法、共通言語 |
| IDEO U Foundations in Design Thinking | デザイン思考を学びたい人 | 課題発見、アイデア発想、問題解決 |
| Google UX Design Professional Certificate | UXの流れを体系的に学びたい人 | UXリサーチ、ワイヤー、プロトタイプ、テスト |
こうして見ると、どれか1つが正解というより、学習目的によって選び方が変わると感じました。
基礎知識を固めたいならHCD基礎検定、実務経験を整理したいならHCD-Netの認定制度、UXプロセスを広く学びたいならGoogle UX、デザイン思考を深めたいならIDEO U、という見方ができそうです。
ももっぺの場合は、いきなり資格取得を目的にするより、まずは実務に活かせる順番で学ぶのが良さそうです。
最初にHCD基礎検定の内容で、UXやHCDの基本用語を整理する。
次にGoogle UX Design Professional Certificateで、UXプロセス全体を体系的に学ぶ。
その後、実務経験がたまってきた段階で、HCD-Netの認定制度に向けて、自分の経験を棚卸しする。
この流れなら、資格のためだけの学習ではなく、普段のデザイン業務にもつなげやすいと思いました。
UX関係の資格や講座は、取得しただけで実務力が上がるものではありません。
大切なのは、学んだ内容を実際の案件やプロジェクトにどう活かすかだと思います。
たとえば、ユーザー調査の考え方を学んだら、実際の画面改善でユーザーの行動を確認してみる。
プロトタイプの作り方を学んだら、施策検討時に簡単なラフを作って関係者と認識合わせをする。
資格や講座は、あくまで学習のきっかけです。
ももっぺは、学んだことを実務に持ち帰って、少しずつデザインの判断材料を増やしていくことが大事だと感じました。
UX関係の資格や講座には、HCD-Netの認定制度、HCD基礎検定、IDEO U、Google UX Design Professional Certificateなどがあります。
それぞれ目的が異なるため、自分が何を学びたいのかに合わせて選ぶことが大切です。
ももっぺは、まずHCDやUXの基礎用語を整理し、そのうえでUXプロセスやデザイン思考を学んでいく流れが良さそうだと感じました。
資格取得そのものをゴールにするのではなく、普段のUI/UXデザイン業務で、ユーザー理解や課題整理、検証の質を上げるために活用していきたいです。
※記事の内容はあくまでも個人調べです