ChatGPTを使うときは、「何でも任せられるか」より、どの作業を任せ、どこを自分で確かめるかを決めると使い道を整理できます。
元記事では、分析・比較、既存情報の整理、案を多く出すことを活用例として挙げました。ここではその視点を残し、デザインや記事制作での依頼例と、結果を採用する前の確認点を補います。例は説明用で、実際の回答や成果を再現したものではありません。
📑 この記事の目次
💡 材料を渡して、整理や比較を頼む
最初に試す用途として、手元の材料を別の形に整理したり、複数の案を同じ基準で比べたりする作業が考えられます。OpenAIの公式ガイドでも、文章の下書き・修正や選択肢の比較などの依頼例を紹介しています。公式:プロンプトの書き方
| 任せる作業 | 依頼する例 | 受け取った後に見る点 |
|---|---|---|
| 情報を整理する | 制作メモを「目的・操作・つまずき・次に試すこと」に分ける | 書いていない体験や感想が追加されていないか |
| 比較する | 2案を読みやすさ・情報量・修正のしやすさで比べる | 評価が自分の目的と合っているか、根拠があるか |
| 言い換える | 専門用語の多い説明を初心者向けの箇条書きにする | 意味や条件を変えずに伝えられているか |
| 候補を出す | 同じ読者向けの記事案を5つ挙げる | 内容の重複や、自分では書けないテーマがないか |
元記事の「箇条書きにして」「500文字ぐらいにして」という指定は、欲しい形を伝える例として使えます。文字数を厳密に守る必要がある場合は、出力後に文字数も確認します。
「分析」も、何を基準に見るかが曖昧だと採用を判断しにくくなります。「このデザインは良いか」だけでなく、対象読者と確認したい点を添えて依頼してみてください。
🔎 回答だけで完了にしない作業
元記事には「同じことを繰り返す」「正解が一つの問い」は向いていない、というメモがありました。ただし、作業の種類だけで一律に不得意と決めるより、何を保証する必要があるかを分けて考えます。
| 必要なこと | そのまま採用する前の確認 |
|---|---|
| 数値や日付が正しいこと | 元の資料・計算式・集計結果と照合する |
| 最新の機能や料金であること | 公式の現行情報を開き、確認日と適用条件を見る |
| 同じ形式で漏れなく処理すること | 件数・必須項目・抜け・重複を確認する。厳密な変換なら表計算や検証可能な処理も検討する |
| 自分の体験が正確に伝わること | 実際の記録と比べ、未経験の操作や感想を削る |
例えば「合計はいくらか」という問いに使う場合も、回答が一つだから利用できないという意味ではありません。計算の材料と手順を確認できる形にし、結果を別の方法でも照合する使い方を考えます。
調査の整理でも、もっともらしい文章になったことと、根拠を確認できたことは別です。OpenAIの資料整理の案内では、元の資料と解釈を分け、引用を原典と照合する手順が紹介されています。公式:調査資料の整理
💬 依頼内容と確認方法を一緒に伝える
次は、制作メモを整理するための説明用プロンプトです。
以下の制作メモを「目的・行った操作・つまずき・次に試すこと」に分けてください。初心者向けの箇条書きにし、メモにない経験や感想は追加しないでください。情報が足りない項目は「記載なし」としてください。判断の根拠となるメモの箇所も添えてください。
この依頼では、材料・出力の形・追加しない情報・確認方法をまとめて伝えています。回答を見て、抜けがあれば元メモを補い、解釈が違えば該当箇所だけを修正します。
元記事は、独自データを使う方法をChatGPT Plusと結び付けて紹介していました。本記事では特定プランだけの使い方とせず、まず共有してよい情報を本文に添える例に整理しています。添付や接続機能を利用する場合は、自分の画面で利用可否と制限を確認してください。情報を渡しただけで、内容が常に正確に反映されると決めつけず、結果と照合します。
✅ 任せる範囲を決める3つの問い
依頼の前に、次の3点を考えてみてください。
- 材料はあるか:自分のメモ・比較対象・確認できる出典を渡せるか。
- 良し悪しを判断できるか:読みやすさや内容の正しさを、何と比べて確かめるか。
- 採用する前に確認できるか:数値や事実、本人の経験を元の情報と照合できるか。
答えが曖昧なら、まず「不足している材料を挙げる」「比較する観点を出す」といった小さな作業に分ける方法があります。候補を作るところから確認まで、どの段階で使うかを決めると、ChatGPTへ任せる範囲が具体的になります。
公式情報の確認日:2026年9月27日。今回、モデル間の性能比較や回答精度の測定は行っていません。
デザインとAIの、試してわかったこと。 
