インクルーシブデザインとは、一言でいうと:
「できるだけ多くの人が、できるだけ最初から使いやすいように設計すること」
もう少し詳しく説明すると:
💡 インクルーシブデザインとは?
年齢・性別・人種・能力・文化的背景などの違いにかかわらず、あらゆるユーザーが使いやすいように、最初から意識して設計するアプローチのことです。
✅ インクルーシブデザインの特徴
- 排除を避ける:従来の設計では見落とされがちな人たち(例:視覚障害者、高齢者、LGBTQ+、非ネイティブスピーカーなど)を、最初から考慮に入れる。
- 多様なユーザー視点:メインストリーム(主流)のユーザーだけでなく、多様なニーズに対応。
- 後付け対応ではない:アクセシビリティのように「あとから追加する」のではなく、設計の最初の段階から組み込む。
🎯 例で理解する
シーン | インクルーシブな工夫 |
---|---|
フォームの性別項目 | 「男性/女性/その他」に加えて「非バイナリ/回答しない」などを選べるようにする |
色覚障害の人向け | 色だけで情報を伝えず、アイコンやテキストでも意味を伝える |
読み上げ機能 | 音声読み上げが可能なように、スクリーンリーダー対応の設計をする |
アバター作成 | 人種・髪型・服装・年齢層などの選択肢を豊富に用意 |
🤝 インクルーシブデザインの目的
すべての人が「自分もここに含まれている」と感じられるプロダクトやサービスをつくること